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第1回 焼き魚編:素材をそのまま調理
ゲーム中でまだ出会ってない魔物がいる場合がありますのでご注意を。
◆シシガシラ
獅子舞で使われる獅子のお面(獅子頭)が元ネタです。
お目出度い日にやってきて、子供の頭を噛むヤツです。
百獣の王であるライオンをイメージして描いたのですが、よくよく見れば、獅子舞のイメージまんまですね。
◆メガマウス
非常に珍しいメガマウスという名前の鮫が元ネタです。
鮫といっても、ジンベイザメと同じで大人しくその名の通りデカい口でプランクトンを食べます。
ゲーム中では、デカい口で空から襲ってきます。
◆ベノムストライク
アーケードの格闘ゲーム「龍虎の拳」に登場する女格闘家キングが使う必殺技の名前が元ネタです。
ゲーム中には、同じ種類の魔物「ダブルストライク」がいますが、それもキングが使う超必殺技です。
◆夜道怪(やどうかい)
日本の妖怪の名前が元ネタです。
水木しげるの「【図説】日本妖怪大全」等に収録され、諸国を旅する法師。つまり人間であるとされています。
夜に徘徊する怪しい魔物をイメージしており、字面の雰囲気がぴったりだったので拝借しました。
◆鉄枷ジャック
イングランドのヨークシャーに出没する妖精の名前が元ネタです。
いわゆる「音の怪」と言われる類のようで、ガチャン、ガチャンと鉄の鎖の音を立てながら、夜に徘徊するようです。
キャサリン・ブリッグズの「妖精事典」等に収録されている妖精というより、危険な怪物です。
◆クズリュー
地名の九頭竜が元ネタです。
ゲーム中では、屑(クズ)の竜。つまりあまり強くないドラゴンという意味合いで名付けてあります。
だから、頭の数が九ってワケではなかったりします。
◆ファイトプラズマ
植物に害を及ぼす細菌の名前(Phytoplasma)が元ネタです。
ゲーム中では、Fight plasma=戦うプラズマ(電離気体)の意味で扱っています。雑誌か何かで、たまたま目に入った名称で、ちょうど魔物の命名で悩んでいたので、これはイイと思って名付けました。
だから、実際の病原細菌の方は、全く無知です。
◆ネクルシテンツィ
東欧クロアチアの妖怪ネクルシュテンツィが元ネタです。
語彙は「洗礼を受けていない者」という意味で、主に忌まわしい死者等を意味しているようです。
栗原 成郎の「スラヴ吸血鬼伝説考」の中に記されていた記憶があります。
「WWW」では、魔物の名前は8文字が限界という理由から、小さい”ュ”が抜けています(笑)
他にもまだ多くの焼き魚系の魔物はいますが、以上で終わりです。
もし遭遇した魔物で、気になる名前の魔物がいれば、コメントして頂ければお答えできるかもです。
次回は「オムライス編」をお送りします。
【補足情報】
返信削除上の魔物とは無関係ですが、生物学で使われる「プラズマ」は、アメーバのように決まった形を持たない生物を指していたはずです。細菌の中では最も大きい部類ですね。
>生物学で使われる「プラズマ」は、アメーバのように決まった形を持たない生物
返信削除おおー、そうなんですか。情報サンクスです!!
この手の話題は全く無知なんで、有難いです。
細かな話ですが、アメーバはかなり大きいので、細菌やバクテリアと言われる物の範疇には入らなかったように記憶しています。まあ、一般的には、小さな菌類からウイルスまで、十把一絡げでバイキンと呼んでしまったりしますけど。
返信削除「プラズマ」が、決まった形を持たない生物という意味合いなら、ゲームで時々見かけるスライム系の魔物もプラズマと言う事になりますね。
「プラズマ」って言葉は調べても、電離気体の方のプラズマばっかで、情報が少なかったので有難いです。
返信削除しかし、綴りも全く同じなんですよね。ちょっと不思議な感じがします。
綴りも全く同じ…>
返信削除私も詳しくないのですが、元々同じ単語だったのだと思います。きっちりした形が無いと言うイメージが基本なのでしょうね。
どう考えても物理状態のプラズマの方が後だと思われるのですが、今はこっちが主流、と言うか、単にテレビの種類だと思っている人も多いようですね。
本題に戻りますが、
「九頭竜」は地名ですが、実際あそこには竜が住んでいたという伝説が有りますね。でも、伝説では頭が沢山有ったというような記述は、あまり無かったような気が。
>単にテレビの種類
返信削除確かに今はそうですねぇ(笑)
>竜が住んでいたという伝説
伝承によっては、荒々しい川の流れ=竜に例えられる傾向はあるようですね。
例えば、有名なヤマタノオロチは幾重にも別れた川の流れを指しているという解釈があるようです。(ちなみに、それを倒したスサノオは、治水を成功させた支配者)
そのため、九頭竜の頭も幾重にも別れた川の流れを指している可能性があります。